生成AIアプリ開発プラットフォームDifyは、ノーコード・ローコードでAIアプリケーションを迅速に構築できるオープンソースツールとして、多くの企業から注目を集めています。
本記事では、Difyを活用して業務効率化や新たなサービス開発を進める企業、およびDifyの導入・開発支援を行う企業を12社ご紹介します。
Difyを活用したシステム開発ならKAGEMUSHA! | |
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・幅広い技術スタック ・設計から保守、運用まで一気通貫した支援 | ・経営課題に根差したシステム設計
Difyに関して詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

また、こちらの記事ではDifyと同じノーコードツールであるn8nを活用したAIシステム開発に強みを持つ企業をまとめています。

Dify開発会社おすすめ10選
Difyを活用したAIシステム開発を得意としている10社をまとめました。この見出しでは、各社の強みや特徴を解説します。
1. 株式会社KAGEMUSHA
2. アローサルテクノロジー株式会社
3. 株式会社sai X aid
4. シンオン株式会社
5. 株式会社Elcamy
6. 株式会社ripla(リプラ)
7. 株式会社ELYZA(イライザ)
8. 株式会社サテライトオフィス
9. JTP株式会社
10. 株式会社FirstShift
1. 株式会社KAGEMUSHA

株式会社KAGEMUSHAは、Difyやn8nをはじめとするノーコードツールを活用したAIシステム開発や、AIコンサルティングを主な事業内容としています。
AIシステム開発だけでなく、決済システムやCRMツールの開発、プロンプトエンジニアリングの専門知識を活かしたAIチャットボット開発など、Difyを中心に幅広い技術スタックを有しています。
実際に、制作実績としても「占いLINEチャットボット」から、毎日のスクレイピング作業の自動化といったRPA寄りの案件まで幅広いです。
また、AIコンサルタント事業で得たさまざまな業界・業種の業務領域の豊富な知識を活かし、その会社の業務に最適な柔軟性の高い開発を実現しています。
依頼企業のビジネス課題を解決するための業務改善案の提案から、Difyなどのノーコードツールを用いたAIシステム開発までを一気通貫で行う手厚い支援も特徴です。
項目 | 内容 |
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公式HP | https://kagemusha.ai/ |
住所 | 〒141-0033 東京都品川区西品川1-1-1 住友不動産 大崎ガーデンタワー 9F |
設立 | 2023年4月 |
事業内容 | ・Difyやn8nを使った自動化ソリューションの提供 ・AIシステム開発・コンサルティング ・対話型AIアバター制作/AI動画制作 ・AI研修 ・AIチャットボット開発 |
費用 | ※要問い合わせ |
2. アローサルテクノロジー株式会社

アローサル・テクノロジー株式会社(英名:AROUSAL Tech. Co.,Ltd.)は、「AIで世界を”わかりやすく”する」をパーパスに掲げ、AX(AI Transformation)支援企業として活動しています。
スマートフォンアプリやWebシステム開発から始まり、現在は生成AIやLLM(大規模言語モデル)技術など最新のテクノロジーを活用し、企業の教育研修、業務改善コンサルティング、AIインテグレーションを通してDX/AX推進を行っています。
生成AIインフラ環境構築やAIソフトウェア開発も手掛けるなど、幅広い技術スタックが特徴です。
また、生成AI活用研修のAIリスキリング事業において、大手企業から中小企業まで10,000名を超える受講者への研修実績があるなど、システム開発だけでなくAIの知見も豊富にあるため、AIを組み込んだシステム開発に強みを持っています。
項目 | 内容 |
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公式HP | https://arousal.jp/ |
住所 | 〒107-0062 東京都港区南青山二丁目2番15号 8F |
設立 | 2018年3月 |
事業内容 | ・AIインテグレーション事業 (n8nなどのノーコード開発) ・AIリスキリング事業 ・AIコンサルティング事業 ・AI研修 |
費用 | ※要問い合わせ |
3. 株式会社sai X aid

株式会社sai X aidは、AIソリューションを通じて日本企業の再興をサポートするテクノロジーカンパニーです。
特にDifyの構築代行サービスを提供しており、AIエージェント開発や暗黙知解消AIなどの先進技術に精通しています。
初回コンサルテーションで徹底的な課題分析を行い、業務プロセスの現状把握からAI導入の目的設定まで、専門コンサルタントが綿密な計画を立案します。
クラウド環境構築からカスタマイズ開発、セキュリティ対策、社内システム連携、RAG実装技術、さらには導入後の運用サポートまでワンストップで提供し、企業のAI活用を強力に推進します。
項目 | 内容 |
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公式HP | https://www.saixaid.com/ |
住所 | 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-10-8 渋谷道玄坂東急ビル2F-C |
設立 | 2023年4月11日 |
事業内容 | ・Dify構築代行サービス ・AIエージェント開発 ・RAG実装技術 ・AIソリューション、データ活用、人材育成 |
費用 | ※要問い合わせ |
4. シンオン株式会社

シンオン株式会社は、Difyの運用支援サービスを提供しており、生成AIを活用した業務フローの改善をサポートしています。
AWS/GCPやXServer VPSなどの専用サーバーにDifyを構築し、お客様専用のセキュアな環境で利用できるよう支援。
LLMアプリ開発、お客様のデータを使用したRAGの作成、他ツールや社内システムと連携するシステム開発まで一貫したサービスを提供しています。
データが外部に公開されない自社環境でのDify運用に強みがあり、ビジネスニーズに合わせたカスタマイズエージェントの構築を通じて、生産性向上に貢献します。
項目 | 内容 |
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公式HP | https://synon.co.jp/ |
住所 | 〒102-0072 東京都千代田区飯田橋1丁目12-1 飯田橋富士ビル6F |
設立 | 2017年1月 |
事業内容 | ・Dify運用支援サービス<br>・Dify環境構築、LLMアプリ開発、RAG作成<br>・システム受託開発 |
費用 | ※要問い合わせ |
5. 株式会社Elcamy

株式会社Elcamyは、Google Cloudパートナーとしての豊富なクラウド技術とAIに関する知識を活かし、Difyを用いた大規模言語モデル(LLM)ワークフローの設計・構築を支援しています。
企業がノーコードで簡単にAIアプリケーションを構築できるだけでなく、業務の効率化や生産性向上を図れるようサポートします。
特に、GitHubやDockerを活用した開発環境の構築を行い、企業のニーズに応じたカスタマイズを実現させることに強みを持っています。クラウド環境におけるDifyの導入・活用において、高度な専門知識を提供します。
項目 | 内容 |
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公式HP | https://elcamy.com/ |
住所 | 東京都渋谷区渋谷3-6-2 第2矢木ビル5階 |
設立 | 2023年4月 |
事業内容 | ・Difyを用いたLLMワークフロー設計、構築支援 ・AI/ML開発 ・Google Cloudパートナー事業 |
費用 | ※要問い合わせ |
6. 株式会社ripla(リプラ)

株式会社ripla(リプラ)は、生成AI、RAG(Retrieval Augmented Generation)構築、および業務システム開発における深い知見とノウハウを組み合わせ、企業のデジタル変革を包括的に支援している企業です。
Difyをベースとした業務アプリケーション開発において多数の実績を持っており、Difyの単なる導入支援にとどまらず、高度なカスタマイズ実装、UIの拡張、多様なRAG連携(社内文書や既存データベースとの連携)までを一気通貫で対応できる点が強みです。
特に、機密性の高い社内文書や膨大なデータを安全かつ効果的にAIに活用させるための設計・実装において、豊富な経験と技術力を提供しています。
項目 | 内容 |
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公式HP | https://www.ripla.co.jp/ |
住所 | 〒106-0032 東京都港区六本木6-2-31 六本木ヒルズノースタワー |
設立 | 2022年4月 |
事業内容 | ・生成AI開発、RAG構築 ・業務システム開発、DXコンサルティング ・IT教育、研修 |
費用 | ※要問い合わせ |
7. 株式会社ELYZA(イライザ)
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株式会社ELYZA(イライザ)は、日本語に特化した大規模言語モデル(LLM)の開発と活用に強みを持つAIスタートアップ企業です。
最先端のAI技術を駆使し、企業向けに高精度かつ実用的なAIソリューションを提供しています。Difyの活用においては、自社で開発した高性能な日本語LLMとDifyを組み合わせることで、企業の特定の業務に特化した高精度なチャットボットやAIアシスタントの構築を実現しています。
プロンプト設計から、業務に最適化されたカスタムUIの提供、さらには既存システムとの柔軟な連携まで、顧客の多様なニーズに応じたソリューション提供が可能です。
項目 | 内容 |
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公式HP | https://elyza.jp/ |
住所 | 〒113-0033 東京都文京区本郷2-35-10 本郷瀬川ビル5F |
設立 | 2018年9月 |
事業内容 | ・大規模言語モデル(LLM)の研究開発 ・AIソリューション開発・提供 ・AIコンサルティング |
費用 | ※要問い合わせ |
8. 株式会社サテライトオフィス

株式会社サテライトオフィスは、クラウド環境やサテライト環境でのビジネス支援に特化したインターネットシステムソリューションベンダーです。
企業向けのグループウェアやコラボレーションツール、情報共有システムなどを幅広く提供しています。同社は、AIアプリ開発プラットフォーム「Dify」の導入支援サービスをいち早く開始し、企業のAI活用を強力にサポートしています。
特に、Difyの導入におけるセキュリティ強化策の提案や、業務に特化したプラグインの提供を通じて、企業が安全かつ効率的にDifyを活用できる環境構築を支援。
大企業から中小企業まで、あらゆる規模の組織におけるAI導入の障壁を低減しています。
項目 | 内容 |
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公式HP | https://www.sateraito.jp/ |
住所 | 〒100-0004 東京都千代田区大手町2-6-2 日本ビル12階 |
設立 | 2004年10月 |
事業内容 | ・クラウド関連サービス ・AI関連ソリューション ・企業向けシステムインテグレーション |
費用 | ※要問い合わせ |
9. JTP株式会社

JTP株式会社は、ITソリューションサービスを幅広く提供する企業であり、特に生成AI領域における深い知見とノウハウを活かしたソリューション開発に力を入れています。
Difyの導入支援においては、「Third AI Dify構築支援ソリューション」を提供しており、企業がDifyを安全かつ効果的に利用するための環境構築から活用までを一貫してサポートします。
このソリューションの大きな特徴は、顧客のクラウド環境にDifyをシングルテナントでインストールすることで、高いセキュリティレベルを維持しながらAIエージェントを作成できる点です。
これにより、企業の機密情報を扱うAIアプリケーションの開発も安心して進めることが可能となります。
項目 | 内容 |
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公式HP | https://www.jtp.co.jp/ |
住所 | 〒106-0044 東京都港区東麻布1-10-9 |
設立 | 1987年7月 |
事業内容 | ・ITソリューションサービス ・インフラ構築・運用支援 ・生成AI関連ソリューション ・人材育成サービス |
費用 | ※要問い合わせ |
10. 株式会社FirstShift

株式会社FirstShiftは、AI導入を専門とする「AI導入.com」を運営しており、マッキンゼーやGAFAといったトップ企業出身のAIエキスパートが、AI導入に関する無料相談を提供しています。
Difyをはじめとした生成AIの導入支援サービスを幅広く手掛けており、企業のAI活用を戦略的にサポートしています。
特に、企業がAIを導入する際のボトルネックを特定し、最適なソリューションを提案することに強みを持っています。
AI活用余地分析レポートの無償提供キャンペーンなども実施しており、AI導入を検討している企業にとって、最初の一歩を踏み出すための強力なパートナーとなるでしょう。
項目 | 内容 |
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公式HP | https://first-shift.co.jp/ |
住所 | 〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-8-3 丸の内トラストタワー本館 |
設立 | 2017年7月 |
事業内容 | ・AI導入コンサルティング ・AIシステム開発 ・AI人材育成 ・AI導入.com運営 |
費用 | ※要問い合わせ |
Difyでのシステム開発を受託開発企業に依頼するメリット
Difyを活用したシステム開発を受託開発企業に依頼することには、以下のような多くのメリットがあります。
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受託開発企業にDify開発を依頼するメリット
・専門的な知見と技術力の活用
・開発期間の短縮とコスト削減
・ビジネス要件に合わせた最適なソリューション提案
・高いセキュリティと保守運用体制
・リソースの最適配分とコア業務への集中
各メリットを詳細に解説していきます。
専門的な知見と技術力の活用
受託開発企業は、Difyだけでなく、関連する大規模言語モデル(LLM)やRAG(Retrieval Augmented Generation)技術、さらにはクラウドインフラ構築に関する深い専門知識と豊富な開発経験を持っています。
自社でゼロからこれらの知識を習得し、開発体制を整えるよりも高品質かつ効率的なシステム開発が期待できます。
開発期間の短縮とコスト削減
Difyはノーコード・ローコード開発を可能にしますが、本格的なビジネス利用にはカスタマイズや外部システム連携、セキュリティ対策など専門的なスキルが求められます。
受託開発企業に依頼することで、これらの複雑な工程を迅速に進められ、結果として開発期間の短縮と長期的なコスト削減につながります。また、自社で開発チームを立ち上げる際の人件費や教育コストも不要になります。
ビジネス要件に合わせた最適なソリューション提案
Difyの導入は単なるツール導入ではなく、ビジネス課題の解決が目的です。
受託開発企業は、お客様の業界知識や業務プロセスを深く理解し、Difyの機能を最大限に引き出すための最適なソリューションを提案してくれます。
これにより、RAGのデータ設計、プロンプトエンジニアリング、UI/UXデザインなど、多角的な視点からビジネス価値を最大化するシステム構築が可能です。
高いセキュリティと保守運用体制
AIシステムは機密情報を扱うことが多いため、セキュリティ対策は非常に重要です。受託開発企業は、Difyのセキュアな環境構築や運用に関するノウハウを持っており、情報漏洩リスクを低減できます。
また、開発後の保守運用についても専門的なサポートを受けられるため、システムが安定稼働し続ける安心感があります。
リソースの最適配分とコア業務への集中
Dify開発を外部に委託することで、自社の限られたリソース(人材、時間、予算)をコアビジネスや戦略立案といった本来集中すべき業務に投入できます。
AIシステムの開発・運用にまつわる複雑なタスクから解放され、企業全体の生産性向上に貢献します。
Dify受託開発企業選定のポイント
Difyのシステム開発を成功させるためには、適切な受託開発企業を選ぶことが非常に重要です。以下のポイントを参考に、最適なパートナーを見つけましょう。
Dify受託開発企業選定のポイント
・Difyに関する専門性と実績
・LLM活用とプロンプトエンジニアリングのノウハウ
・RAG構築能力
・セキュリティとデータガバナンスへの配慮
・開発後の保守運用サポート体制
Difyに関する専門性と実績
Difyの導入・開発経験が豊富であるか、Difyをベースにした具体的な開発事例があるかを必ず確認しましょう。
特に、RAG構築やカスタムUI/UX開発、外部システム連携といった複雑な要件に対応できる技術力があるかどうかが重要です。企業のウェブサイトや導入事例をチェックし、過去の実績を具体的に確認することが大切です。
LLM活用とプロンプトエンジニアリングのノウハウ
DifyはLLMと連携して機能するため、どのようなLLMを活用しているか(OSS、商用LLM、独自LLMなど)や、効果的なプロンプトエンジニアリングのノウハウを持っているかを確認しましょう。
これにより、期待する回答精度や出力品質が得られるかが左右されます。
RAG(Retrieval Augmented Generation)構築能力
Difyの真価を発揮するためには、企業独自のデータを取り込んだRAG構築が不可欠です。
多様なデータソース(PDF、Officeファイル、データベースなど)からの情報抽出・ベクトル化・検索精度向上に関する技術力と実績がある企業を選びましょう。
セキュリティとデータガバナンスへの配慮
AIシステムが扱うデータの機密性を考慮し、セキュリティ対策やデータガバナンスに関する取り組みを明確にしている企業を選びましょう。
クラウド環境でのDifyのセキュアな構築方法や、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)などの認証取得状況も確認のポイントです。
開発後の保守運用サポート体制
Difyシステムは開発後も継続的な改善やメンテナンスが必要です。開発後の保守運用サポート体制が充実しているか、障害発生時の対応や機能追加・改修への柔軟性があるかを確認しましょう。
長期的なパートナーシップを築ける企業を選ぶことが望ましいです。
Dify構築に関するFAQ
ここでは、Difyの導入を検討されている企業のDX担当者様からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。Difyの導入・活用における疑問点や不安解消の一助となれば幸いです。
Q1: DifyでどのようなAIアプリケーションが開発できますか?
Difyは、チャットボット、QAシステム、AIアシスタント、コンテンツ生成ツール、データ分析支援ツールなど、多様な生成AIアプリケーションを開発できるプラットフォームです。
特に、RAG(Retrieval Augmented Generation)機能が標準で搭載されているため、企業独自のドキュメントやデータベースを連携させて、精度の高い情報に基づいた応答を生成するシステム構築に強みを持っています。
これにより、社内問い合わせ対応、顧客サポート、マーケティングコンテンツ作成、資料作成支援など、幅広い業務の効率化・高度化に貢献します。
Q2: Difyはノーコード・ローコードとのことですが、専門知識はどの程度必要ですか?
Difyは直感的なGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)を備えており、基本的なAIアプリケーションであればプログラミング知識がなくても構築可能です。
しかし、より高度なカスタマイズ、複雑なデータソースとの連携、外部システムとのAPI連携、セキュリティ要件の厳密な設定など、本格的なビジネス利用を目指す場合には、LLM(大規模言語モデル)やRAGの知見、Pythonなどのプログラミングスキル、クラウドインフラに関する知識が求められる場合があります。
自社でのリソースが不足する場合は、専門の受託開発企業への依頼も有効な選択肢となります。
Q3: Difyの導入にかかる期間と費用はどのくらいですか?
導入期間と費用は、開発するアプリケーションの規模、機能の複雑さ、連携するデータソースの量、カスタマイズの有無などによって大きく変動します。
期間
シンプルなチャットボットであれば数日〜数週間でプロトタイプが構築可能ですが、本格的な業務システムとして運用するまでには数ヶ月かかることもあります。
費用
Dify自体はオープンソースであり、セルフホスティングであればソフトウェア費用はかかりません。
しかし、クラウドインフラ費用(サーバー、データベース、ストレージなど)、LLMのAPI利用料、開発・導入支援を外部に委託する場合の費用、運用・保守費用などが発生します。
具体的な費用は、要件定義後に受託開発企業やクラウドプロバイダーに見積もりを依頼することをおすすめします。
Q4: 企業データを利用する際のセキュリティは確保されますか?
Difyはセルフホスティングが可能であり、自社のクラウド環境(AWS, Azure, GCPなど)にDifyを構築することで、企業データが外部に流出するリスクを最小限に抑えることができます。
この場合、データの保存場所、アクセス権限、暗号化などは自社のセキュリティポリシーに準拠して管理することが可能です。また、DifyのRAG機能で利用するデータは、指定されたストレージに保存され、LLMに直接学習されることはありません。
ただし、セキュリティの確保には適切なインフラ設計と運用が不可欠であり、専門知識を持った担当者や外部ベンダーの支援が推奨されます。
Q5: 既存システムとの連携は可能ですか?
はい、Difyは様々な方法で既存システムとの連携が可能です。
- API連携: Difyで構築したアプリケーションはAPIとして公開できるため、CRM、ERP、SaaSツールなどの既存システムと連携し、データの送受信や機能の呼び出しを行うことができます。
- Webhooks: 外部システムからDifyアプリケーションへのイベントトリガーとして利用したり、Difyからの出力を外部システムに送信したりできます。
- RAG連携: データベース、社内ドキュメント管理システム(SharePoint, Confluenceなど)、ファイルストレージ(Google Drive, OneDriveなど)といった多様なデータソースをDifyのRAG機能に接続し、AIの回答精度を高めることが可能です。
これらの連携により、Difyを企業のITエコシステムに seamlessly に組み込み、業務プロセス全体の自動化・効率化を促進できます。
まとめ
本記事では、Difyを活用したシステム開発を支援する注目企業12社をご紹介し、その多様な活用事例や提供サービスを通じて、Difyが企業のDX推進に果たす役割を解説しました。
Difyはノーコード・ローコードでAIアプリケーションを迅速に開発できる強力なツールであり、社内業務の効率化から顧客体験の向上まで、幅広いビジネス課題の解決に貢献します。受託開発企業に依頼することで、専門的な知見を活用し、高品質かつセキュアなAIシステムを効率的に導入できるメリットも大きいでしょう。
Dify導入を成功させるためには、「専門性と実績」「RAG構築能力」「保守運用サポート体制」を兼ね備えたパートナー選定が不可欠です。
Difyを活用したAIシステム開発をご検討の際は、ぜひ株式会社KAGEMUSHAにご相談ください。経験豊富なAIエキスパートが、お客様のビジネスに最適なソリューションをご提案いたします。
Difyに関して詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

また、こちらの記事ではDifyと同じノーコードツールであるn8nを活用したAIシステム開発に強みを持つ企業をまとめています。
